皆様の声・体験談

千葉廣さん(当時70歳)の場合

 「2009年11月のことでした。夜、寝床に入って間もなく、突然みぞおち部分が苦しくなったのです。すぐに治まりましたが、今までこんなことは無かったので『おかしいな』と思いました。
 
 翌日は何事も無く眠りにつきました。そして三日目。全く同じ現象が起きたのです。寝床についたのは同刻22時。再びみぞおちが苦しくなりました。この時もすぐに治まりましたが、『これはがんかもしれないな』とピンとくるものがあったのです。

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すぐに病院に行き、胃カメラを飲み、モニターをながめていると黒いものがボッと現れてきました。『これかぁ』と思いました。実は3年前に腸内ポリープの手術をしています。その際、細胞を調べて『がんになりかけてる』と言われていました。それでもタバコを止めなかった。『本当に止めなくてはいけないな』という思いがよぎりました。

 精密検査後の診断は胃がんの初期とのこと。先生は『気付くのが早かったですねー』としきりに感心してました。でも胃の2/3の切除は免れません。日本冬虫夏草は11月半ばから飲み始めました。日本冬虫夏草は、母(千葉トミエさん)が飲んだことがあり、1か月半飲み続けて再検査すると胃がんが自然消滅していたという経緯がありました。千葉トミエさんのお話はこちらです。

 私は飲み始めて1か月に満たなかったのですが、12月12日に腹腔鏡手術を行いました。手術は無事成功しました。そしてちょっとした事件があったのです。麻酔が切れても全く痛みを感じないのです。先生が焦ってスタッフを叱っていました。『麻酔を多く投与したんじゃないかっ!』ってね。そんなことは決してなかったんですけどね。痛みが全く無いというのは自分でも不思議でした。傷は小さいとはいえ、お腹を切ってるのですからね。だから痛み止めの薬も一切出なかった。抗がん剤の投与も無しです。

 病室はがん患者ばかりの4人部屋でした。皆、転移をしていました。ですから抗がん剤の投与も受けていました。日々忙しい生活の中で、初期の段階で発見することの難しさ、その現実を突きつけられました。 

2010年12月22日のお話より

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 「手術から間もなく2年が経過しようとしています。あれから禁煙は成功していて、毎日の食事も美味しくて幸せです。ついつい食べ過ぎてしまうことがたまにきずです。仕事も続けていますし、自家菜園で無農薬野菜を栽培し、それなりに体も動かしています。快適に過ごしています」

2011年10月18日のお話より


 「手術から2年が経ちました。変わらず元気にしております。禁煙もうまくいってます。長い間タバコを止めたいなーと思っていたので、病気がきっかけをくれたと思っています。入院中はタバコを吸う人を見かけることはなかったですし、頭の中は病気のことで占められていて思い出すこともなかった。退院の日、迎えの車に乗車した際、息子がタバコをくわえたのを見て『そういえば自分はタバコ飲みだったなー』と思い出したくらいです。でも吸いたいという気持ちは全く無くなっていました。今もそうです。

 畑の作物はこれから雪をかぶり、甘さが増してきます。冬野菜の美味しさを味わえる幸せを噛みしめています。

 病気で悩んでる人がいたら、隠さないで喋ってみたらと言いたいです。誰かに話すと心が落ち着くし、何らかのアドバイスを必ずもらえます。いいものを教えてもらえます。その中で自分でいいなーと思ったことはやってみたらいい。ダメだったらまた次の手を考えればいいのです。私はそうしてきました。また、アドバイスされてもアレもダメ、コレもダメ、何をやっても同じだと言って何もやらない人がいます。こちらもせっかくのチャンスを逃してるように思います。自分に合った道をぜひ見つけて欲しいと思うのです」

2011年12月15日のお話より

N.M.I.
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