皆様の声・体験談

奥様から見た櫂公太さん(仮名)の場合

 「夫は、お酒とタバコをこよなく愛しています。そして甘いものに目が無く、菓子パンやカップ麺などのインスタント食品もこよなく愛しています。

夫のからだの中には『のんべえさん』と『すいべえさん』と『味の濃い簡単なものくいべえさん』が住み着いていて到底このお三方に太刀打ちできるものなどこの世には無いとあきらめています。

わたしとしては添加物のない手作りの食事を用意することに努力し続けた結婚生活だったと思います。

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 2008年の夏のこと。たまたま私の仕事が忙しくなり、昼に家に戻れなくなり、手作りの昼食を二人でとれなくなりました。

夫にとってはチャンス到来です。思う存分、ご当地麺など様々な種類をとっかえひっかえして大好きなカップ麵を満喫できるのですから。スープだって残らず飲み干せます。

そうこうしているうちに夫の身に異変が起こりました。夫の話にありますが(詳しくはこちら)、結石と帯状疱疹に至ったのです。クリニックで点滴を受けるのですが、点滴は体温より冷たいので、その夏一番の暑い日だったのにも関わらずガタガタと震えが止まりません。病室の冷房を切って布団をかけてあげて何度もトイレに付き添って看護しているうちに私の方はあせもだらけになりました。

それでも忙しくて一緒に入れなかったことを振り返ると、病室で寄り添える時間はかけがえがなく、とても幸福な時間に思えました。

その時、日本冬虫夏草の力をお借りしました。水分を取らなくてはならなかったし、添加物が一切入ってないし、理想的な飲み物でした。だから、2023年に発作が起きて苦しんでいる時も、迷わず夫の前に日本冬虫夏草を差し出したのです。

 2023年は、夫は家のお味噌汁を飲まず、インスタントお味噌汁にはまっていました。昨今、実にバライティに富んだ様々な種類があります。好奇心がくすぐられるのも無理はありません。それが原因か本当のところは分りませんが、2008年当時を想起させました。

そしたら、ダイニングの入り口で痛みのためうずくまり入ってこれなかった夫が、翌朝鼻歌を歌って軽やかに入ってきたじゃないですか。驚きました。

 あれからお酒、タバコ、インスタント食品などに傾倒しそうになる『あの痛みを忘れたんですか!のどもと過ぎれば熱さ忘れるですね!』と声をかけ続け、ずいぶん摂生するようになりました。叶わなかったあのお三方に対抗できるのは神様がくれた『痛み』があればこそで、『痛み』に感謝することにしました。あのまま続けていたらもっとひどい病気になっていたことでしょう。『痛み』は悪いことばかりではないのですね」

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2024年4月24日のお話より

N.M.I.
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