皆様の声・体験談

高橋初子さん(山形県在住 2000年当時57歳)の場合

 「2000年4月半ばのことです。親戚の不幸が続いて休養もなく過していました。そんな中、多量の不正出血が起こったのです。閉経後3年目のことでした。そして、腹部がひどく痛み、握りこぶし程のレバーのような固まりが出てきました。でも、間もなく正常に戻ったので、気に止めずそのままにしていました。

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 それから10日程経った頃、突然歩けなくなってしまいました。ひどいめまいにおそわれたためです。こうなるとさすがに放っておけなくなり、病院で検査を受けることにしました。そして、子宮体がんと診断されたのです。

 思い起こせば、前年の夏にも少し、この年のお正月にも少し出血がありました。兆候があったんですね。でも忙しくて気にかけてる余裕はありませんでした。主治医は『子宮体がんだけだったら手術して治るからね』と言ってくれましたが、精密検査で、子宮頸やリンパ腺にも広がっていることが分かったのです。卵巣も腫れていました。『難しい手術なので万全の態勢で臨みたい。腕の良いスタッフが海外出張から戻るのを待って手術しましょう』というのが、その時の病院側の説明でした。手術まで3週間という時間が与えられました。

自分で何とかしなくては、ここで負けてはいられないと思いました。以前から日本冬虫夏草のことは知っていたので、早速、矢萩先生を尋ねました。悪いことは一切考えないように努め、自宅ではリラックスしながら日本冬虫夏草を毎日飲み続けました。

 これまでの自分自身を振り返ると、発病の原因はストレスではないかと思いました。ここ20年間というもの、特に後半の10年は娘の学費のために必死で働きました。もう少しというときに働いていた工場が海外移転をしたため、職を失いました。その後はやむなく内職を始め、休むことなく毎日ミシンに向かいました。同じ姿勢も良くなかったですね。工場勤めのときと違い、家に一日中いますから来客も頻繁なり、断れない性格なので仕事や夕飯の支度を気に掛けながら我慢してお付き合いをします。さまざまなストレスが次第に自分のいちばん弱いところに歪みを作っていったのかもしれません。

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同じ治療をされてる方々と明らかな違い

 肉体的にも精神的にもギリギリでした。ようやく娘を大学院まで出して、やれやれと思った矢先でした。手術では子宮、卵巣、リンパ腺を1本摘出し、その後3回の抗がん剤を投与することになりました。周りに同じような治療を受けている女性が4人おりました。(4人の方のその後の様子は後半に記述しております)しばらくすると、その方達と自分には明らかな差があることに気付きました。皆は抗がん剤の副作用でツルリと髪が抜けて帽子をかぶっているのに自分は目立った抜け毛がないし、あちこちで吐いているのに自分は一度も吐くこともない。

看護師さんからは『初子さんは、どこが悪いのか分からないね』と言われる始末でした。不思議なほど呆気なく以前の健康を取り戻し、あれから8か月が過ぎようとしています」初子さんは現在、顔色も良くとても元気です。仕事は辞め、大好きな読書をしながらのんびり暮らしているそうです。

朝日ウィル(北燈社)2001年2月13日号より

【経 緯】

2000年4月半ば 多量の不正出血
10日後 子宮体がんの診断
手術まで3週間あり
日本冬虫夏草を飲み始める
5月 手術後、3回の抗がん剤投与
抜け毛もなく、吐き気もなし
同室の人たちとの違いに病院スタッフが驚く

 「4月に病院で検査を受けて、先生から大変良い状態と褒められました。最近は野山に入り、山菜採りを楽しんでいます」

2002年5月22日のお電話より

 「この度の検査でも全く問題なしで、再発もなく元気に3年5か月が過ぎようとしています。日本冬虫夏草は現在でも続けています」以前より体が引き締まり、さらに健康になられたという印象でした。

2003年10月1日にお会いして

 「手術から再発なく7年が経過しました。この夏、心臓に水が溜まり、短期間でしたが入院しました。医師に体重を減らすように言われ、7~8kg落としました。この頃は日本冬虫夏草をわずかしか飲んでいませんでしたが、しばらくは量を増やして飲んでみるつもりです。

 一方がんについては、担当の先生が不思議がるほど完治して、心配はいらないそうです。2000年に手術のため入院した際、私の他に4人の女性が同室でした。皆、同じ病気です。3人は私の前に手術が済んでいて、もう1人の方は私の後に予定が入っていました。先の3人の方は残念ながら全員亡くなられています。もう1人の方の消息は分かりません。生かされていることに感謝しながら、同室で仲間だった皆の分も健康維持に努め、長生きしなければならないという気持ちでおります」

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高橋初子さん

2007年9月4日のお電話より

 「検査が3か月から6か月間隔に伸び、『きれいに治ってるねー』と先生も驚いています。心臓の方も問題なく、日本冬虫夏草を飲みながらのんびりを心掛けて暮らしております」

2008年11月20日のお電話より

 「手術から再発や転移もなく12年半が経過しました。定期検査も完全に卒業しています。今は全身痛いところも何も無く、健康で暮らしています。最近、愛車を手放しました。歩かざるを得ない状況を作ったのです。老いは足からといいます。コースは違いますが、夫婦でそれぞれウォーキングも楽しんでいます」

2012年10月31日のお電話より

 心臓にトラブルが生じ、尿毒症のため72年の生涯を閉じました。寝たのは3日間だけで、それ以前はお元気だったそうで、がんについては『きれいに治ってるねー』と太鼓判を押されていました。

お心優しく、最期まで多くの方に尽くされた人生でした。ご病気で苦しんでおられる方の力になりたいとご自身のお写真を添えて、体験談を実名で公開してくださいました。

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多くの方の心を照らしてくださいました。心より感謝申し上げます。ご冥福をお祈りしています。

2014年8月29日ご訃報より

N.M.I.
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