皆様の声・体験談

鈴木ひろ子さん(当時66才・仮名)の場合

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 「排便時に時々出血がみられるようになったのは、1994年の暮れのことでした。出血がなかなかおさまらなくて。2か月ぐらいして病院で検査を受けました。すると肛門から10cm奥のところに2cm大の腫瘍が見つかったのです。直腸がんという診断でした。担当の先生は『すぐにでも手術して人工肛門をつけましょう』と言います。その時私は、人工肛門でも元気で活躍されている人はたくさんいるけれども、できることなら人工肛門は避けたいという思いでいました。側にいた娘も同感でした。

 そんな折、卵巣がんをすっかり治したという人の話を偶然聞く機会がありました。そこで日本冬虫夏草のことも知ったのです。娘と話し合って、手術までの時間があるわけだし、黙っていないで自分のやれる自然療法をできるだけ試してみようということになったのです。

 1995年、3月に入ってすぐ日本冬虫夏草を毎日700ccずつ飲み始めました。それから10日余り経って手術前日の3月13日。内視鏡で再検査を行いました。すると主治医は『あれっ』と驚くのです。『山がないね。山がつぶれてる。頭の方からはがれてきてますよ』という説明。

 そこで急遽、局部麻酔をかけて肛門から内視鏡を入れ患部をはがす簡単な手術を行いました。そして、その先生は『全部除去できたとはいえないので、きちんと開腹手術をして人工肛門にすべきですね』と言い残したまま術後すぐに病院を辞めてしまったのです。私もお彼岸の日を避けて退院しました。

 4月に入って病院に行くと、新しい先生は前任の先生の人工肛門手術の意向を受け継いでおられるようでした。しかし、その時の検査結果は、腫瘍マーカーも正常値で他のデータにも問題はなく、元気な人の血液と全く変わりないもので、再手術の話はなくなりました。それでも信じられない様子で『念のため抗がん剤を出しときましょうか』とまでおっしゃる。母娘とも頑張ってそれだけは勘弁してもらいました。5月に入ると確認のためCT検査を行いました。腸にも肝臓にも悪いところは一切見つからず、結局この時点で完治の診断をいただいたのです。

 あれから再発もなく、今年で7年目を迎えました。内視鏡で自分の腸壁の画像を見ることもありました。手術の跡もなく、なめらかでとてもきれいです。定期的に検診は続けていましたが、今年の6月には『鈴木さん、病院は卒業だよ。もう来なくていいよ』と言われてしまいました。

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 日本冬虫夏草は現在も続けています。この7年間を振り返ると、病気の時も含めて仕事を休んだという記憶が無いんですよ。73歳になった現在も、自分で車を運転して化粧品のセールスの仕事をしております。免疫力を高めることといったらカラオケで、お腹の底から大きな声を出して、何もかも忘れ、歌うことに熱中することでしょうか。カラオケ教室には20年間通 っています。

 そういった仲間や友人と2、3日の旅行に行くのも楽しみの一つとなっています。車で出かけて夜中じゅう走って朝現地に到着なんてこともよくあります。旅行するにはとても良い季節になりました。今も、一泊旅行から帰ってきたばかりです。

 これからも再発しないように体に気をつけて、できる限り仕事の方は続けていくつもりでいます」

朝日ウィル(北燈社)2001年10月16日号より

【経 緯】

1994年 12月 排便時に出血。
1995年 2月 直腸がんの診断。
3月初め 日本冬虫夏草を飲み始める。
3月13日 患部が剥がれているのでそのまま除去。
5月 検査結果より完治の診断下る。

 「完治と言われてから、再発なく11年以上が経ちました。1年ほど前から認知症の症状が現れ、MRI等の検査で初期~中期位と診断されました。それでもこの1年は、進行していない状態を維持しています」

2007年2月5日お嬢様からのお手紙より

 「ちょっと今のことを忘れてしまう傾向があるようですが、家族や親戚のことは認識できますし、身の回りのことも全て自分でできています。体は至って健康です」

2008年6月4日お嬢様のお電話より

 「これまで12年間、再発なく元気に過ごしてきました」

2008年6月9日のお電話より

N.M.I.
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