従来のがん治療法について

最新のがんの治療法について

 がん治療薬として、2000年代に分子標的薬が登場し、2010年代には免疫チェックポイント阻害剤が登場しています。しかしながら、免疫チェックポイント阻害剤は、非常に高額で特定のがん患者さんの2~3割に効果がみられる程度ですから、まだ大衆の求める治療薬と乖離(かいり)しているのが現状です。また、自己免疫疾患などの重傷となる副作用や医療費による財政負担などが問題視されています。

 一方、がんの親玉であるがん幹細胞を退治することで再発の問題を解消する治療薬の登場も間近ですが、やはり特定のがんに限定され、実績が出てくるのはまだまだ先の事のようです。ips細胞による治療の確立も待たれるところです。人類が化学合成薬で理想の新薬を手に入れる日はいつになるのでしょうか。

従来のがん治療法について

廣瀬医師による従来のがん治療法に対する評価

1.手術
 転移を防ぐため、初期段階のがんに対しては手術は有効な場合も多い。
しかし、再発・転移後のがんの場合、むしろ手術を避けた方が賢明なのではないか。

2.抗がん剤
 がんに対してほぼ無力言ってよく、患者の苦痛など害があまりにも多すぎる、もちろん、がんに対する特効薬などでは決してない。

3.放射線
 正常細胞のDNAを傷つけ、細胞をがん化するリスクを持ち合わせている。

●抗がん剤の副作用
 現在の医療では、旧来から特効があると言われていた物質から、有効成分だけを摘出し、できるだけ化学的に純粋な成分だけを薬剤として患者さんに与えています。 多くの医師関係者はこの手法になんの疑問も感じません。
しかし、この時の「薬剤」を「食べ物」に置き換えてみると、奇妙に感じられる方も多いのではないでしょうか。 どんなに身体にいい食品であっても、それだけを食べていれば、体のバランスが崩れ、害が起きる可能性があると。

  純粋な物質であるがゆえに効果がすぐに出る。 しかし、それだけで本当にいいのでしょうか。 注射も処方する薬剤も、各症状を緩和する力、対象治療としての効果はあっても、根本的に風邪を撃退するものではありません。 風邪が治るのは、本人の持つ自然治癒力。 医療は自然治癒力を引き出しやすい状態を作ることでしかないと考えられます。

  抗生物質など、特定の病気に対して劇的な効果を発揮する薬などが発見されてからというもの、医療関係者はすっかり不遜になってしまったのかもしれません。 ことがんの治療に照らし合わせるならば、あまりに強力ながん治療法は健康な細胞にとっても有害だと考えられます。 悪性腫瘍とはいえ、私たちの身体からできるものです。 特有の厄介な性質を色々持ってはいますが、がんは基本的に私たちの身体を形作っている細胞そのものなのです。

 抗がん剤や放射線治療はがんを攻撃します。 しかし、その周辺にある健康な細胞も少なからぬ ダメージを受けてしまうことは当然のことでしょう。 読者の皆さんのなかには、あるいは抗がん剤をがんの特効薬のように思っておられる方があるかもしれません。 しかし、実際の抗がん剤は、がん細胞のみならず、健康な細胞まで破壊する危険もあるのです。 正しい使い方をしない、あるいは、治療を受ける本人の体力が十分残っていない場合に使用すると、がんに対する薬効よりも、むしろ薬害の方が大きく出ることが指摘されており、抗がん剤の代表格である5-FUに対して、1995年(平成7年)4月に、厚生省が「その使用には厳重な注意を要する」といった内容の公式発表をしているほど。

 つまり、国も抗がん剤の薬害の面を否定できなくなっているということです。もちろん、体質、がんの種類によっては抗がん剤は有効です。 なかには劇的に回復する方もいらっしゃいます。 しかし、残念なことに全員に効くというわけではありません。効く人もいれば、効かない人もいます。 また、効くといっても、その効き方に問題がないわけではありません。抗がん剤が効きやすい体質の方には副作用も出やすいのです。 これには特に不思議がるべき事実ではありません。

 健康な細胞もがん細胞も共に私たちの身体であることに変わりないからです。薬が効きやすい体質な人はがん細胞も撃退されますが、同時に自らの健康な細胞も大いに傷つけられてしまう。 髪の毛が抜けたり、高い熱が出たり、便秘になったりというマイナスの要素が強く出てきてしまいます。これは、もし抗がん剤を使わなくなったら出ない症状です。あえて、不穏当な言い方をさせていただくならば、がんが身体を痛めつけているのではなく、抗がん剤が治療を受けている本人を苦しめているという状態なのです。

 がんだけを選択的に消失させ、しかも副作用のない薬剤は未だ発見されていません。もし、このような薬が有れば、癌病は一挙に解決するのですが。がんの新しい化学療法が認可されるたびに、今度こそはと期待して解説書を読んでも、やはりまだまだ、副作用の問題を含めて夢の治療薬にはほど遠いものばかりです。現在、使われている抗がん剤は、自分の身体をいじめて治療するものです。注射や点滴によって、問答無用で体の中に取り込まれ、全身に行き渡ると、がんも正常な細胞も無差別 に攻撃するため、多くの副作用が引き起こされています。
化学物質に意志はありません。

また、何かセンサーの働きをする部分があるかと言えば、これも不十分。
化学変化だけで、結びついたり、離れたりするだけですから、健康な細胞とがん細胞を見分けをつけることは出来ません。 健康な細胞もがん細胞も、化学的な組成が大きく変わることはありません。本来、薬には人間の身体によいものでなくてはならないのに、がんで苦しめられている方をこれ以上、苦しめてどうしようというのでしょうか。多くの医師の方々も最近は疑問を持ちはじめています。
効果以上に害の方が多いのではないかと。

薬物療法についての情報(国立がん研究センター がん情報サービス)
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/index.html