チベット冬虫夏草紀行
チベット冬虫夏草紀行
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中国在住の長江さんより寄稿いただきました。
チベット族の女性はとても温かく親切で、手作りの料理でもてなしてくれました。宿舎では夜には2℃まで気温が下がります。おみやげには使い捨てカイロがたいそう喜ばれ、大活躍しました。標高6,282mのアムネマチン山がそびえる絶景を眺め、雑音の全く無い世界に身を置いていると、北京の喧騒の中で暮らしてきた自分の心と耳が休まっていくのを感じました。
高原に生息する冬虫夏草は、私たち漢民族の肉眼では到底見つけることはできません。チベット族の案内人に探してもらうことにしました。彼らは地面にはいつくばって視線を低くして目をこらします。珠芽蓼が群生している土壌は、水をいっぱい含んでいて、ひやっと冷たく、草が幾重にも絡まっているという感じでした。冬虫夏草菌が寄生するコウモリガの幼虫はこの植物のデンプン質の塊茎根を食べて成長するそうです。
地元の人は「夫婦でそろって生えているんだよ」と言っていました。 マラソンのオリンピック選手は高地トレーニングをして試合に臨むようですが、なるほどこうゆうことかと納得しました。それに高地で採れた冬虫夏草を食べれば記録が伸びることうけあいです。(日本冬虫夏草を食事に取り入れたアスリートがベスト記録を出した話はこちら) 妻はそんな私をよそにぐっすり眠っています。彼女には酸素の薄さや濃さなど関係が無いようです。その環境適応能力はただ者ではありません…もうひとつの驚くべき発見でした。 |






2007年5月18日。蘭州市に到着すると途端に頭が痛くなりました。そこはすでに海抜2,300mの高地。空気の薄さを実感します。

