自然薬食微生物研究所

理念・考え

現在日本に生息する冬虫夏草属は、500種以上といわれています。当研究所は、日本冬虫夏草の人工培養による実用化に世界で初めて成功し、現在まで250種類以上の培養を可能にしてきました。自然であること、そして安全性と高品質を第一に探究し続けています。

N.M.I.自然薬食微生物研究所

【所在地・連絡先
〒989-3211 宮城県仙台市青葉区赤坂3-6-20
TEL: 022-394-7515
FAX: 022-394-7516
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【所長・事業主
矢萩禮美子(やはぎれみこ:マッシュルームママ)

【略歴
1934年仙台市生まれ。東北医科薬科大学(旧・東北薬科大学)薬学部卒業。薬剤師。作家。
1967年より抗がん作用のある天然物の研究を始める。
1995年アメリカのNIH(国立衛生研究所)に発足したAOM(代替療法調査部)に公式訪問し、冬虫夏草の臨床結果を発表した。

秋山正太郎氏が審査員を務める写真コンクールにて、冬虫夏草の写真で優秀賞を得た経歴を持つ。

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【著書

『癌と戦えサルノコシカケ』(北新興産)
『四季の山野草』(農文協)
『キノコ狩り必勝法』(農文協)など多数。

多くのキノコ図鑑にも写真を提供している。

 

【副所長
IMG_1137_S.jpg戸田真一(株式会社ビーシー代表取締役)


【略
1962年山形県新庄市生まれ。
法政大学経済学部卒業。
広告代理店勤務時に第37回ACC全日本CMフェスティバルでACC賞を受賞。
1998年より矢萩禮美子のもとで抗がん作用のある天然物、特に微生物の研究を始める。

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【共同研究者

 日本産冬虫夏草研究会 顧問 高野文英


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【共同研究者

日本産冬虫夏草研究会 顧問 G.J.BATKHUU

 

 

矢萩禮美子(マッシュルームママ)の研究とは

 1967年、義姉を白血病で亡くした時、その悔しさが矢萩禮美子の研究の原点となりました。義姉は33歳の若さで同い年でした。幼い子供もおりました。義姉に自らの血を分けてやることしか出来ず、その無力さを知ったといいます。

一方、病院薬剤師として働く夫を介して、がん患者さんが化学合成薬の副作用で苦しんでいる実状を知り、疑問を持つようになっていました。『がん患者さんにとって西洋治療は、かえって治す力を封じ込めてしまっているのではないか』 『人間が本来持ちあわせている治す力を引き出して穏やかに効くものはないか。自然界には必ずあるはず』と、探し始めました。

 免疫力を強め、生涯にわたってそれを維持できれば病気とは無縁で不老長寿が叶います。その代表である冬虫夏草の働きに興味を持つようになったのも自然の成り行きでした。

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 また、人類は、病気と形状の似ているものを薬に使ってきたという歴史があります。胃がんの民間薬として使われてきたサルノコシカケなどは、まるで木の幹にできたしこりのようです。冬虫夏草もそう見えないこともありません。

ただ、サルノコシカケは植物に寄生するのに対して、冬虫夏草は活発に動きまわる生きものに寄生します。後者の方がより人間に近く、働きも強いのではないかと直感したのです。

 日本でも数百種類(現在は500種類以上が確認されています)が生息することを知りました。すぐに冬虫夏草の大家である清水大典先生に師事し山中を駆けまわりました。しかし、日本でも、空から落とした一本の縫い針を大きな山から探し出すようなもので、希少さに変わりはありませんでした。これでは、動物実験の試料にするなど夢のまた夢でした。

人工培養に成功、実験試料を用意。

 それでも目的達成のため、決して諦めることはありませんでした。失敗の連続でしたが、試行錯誤の末、世界で初めて人工培養による量産化に成功しました。1976年のことです。

 ついに動物実験に漕ぎ着け、翌1977年には冬虫夏草のひとつ、ハチタケ(冬虫夏草番号:CY4。種類ごとに番号があります)に強い抗腫瘍性があることを突き止めました。この結果は学会発表後、この年のサイエンス6月号にも掲載されました。→詳しくはこちら

 以来、独自の量産法により、実験は飛躍的に進みました。1983年に東北大学と共同で行った動物実験では、コナサナギタケ(CY18)に強い抗腫瘍性が見つかっています。→詳しくはこちら

 

科学的実験データを積み重ねていく

 これまで、抗腫瘍性はもとより、安全性試験、亜急性毒性試験、腸内のパイエル板を刺激して免疫力を上げる作用、および調節する作用、抗酸化作用、抗認知症作用、がんの血管新生を抑える作用、がんにネクローシス(細胞の事故死)とアポトーシス(細胞のプログラムされた自らの死)を起こさせる作用、抗がん剤投与後のダメージを受けた免疫機能を賦活させる作用、抗がん剤投与後の貧血を改善させる作用等、動物実験のデータから臨床データまで積み重ねてきました。

 

さらに一歩踏み込む

 最近では、一歩踏み込み、冬虫夏草のどの種類でどの分野の働きが最も強く出るのか、培養が成功している250種類の中からスクリーニング(ふるい分け・選別)を行っています。

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 たとえば、白血病細胞を著しく死滅させるが、正常細胞には毒性が無いのはCY113と突き止めたように、冬虫夏草のどの種類がどのがん細胞にアポドーシスを起こさせるのかスクリーニングをしています。その論文は、海外の学術誌で高い評価を受け、掲載されました。

 また、腸内のパイエル板を刺激して免疫力を上げる物質を構造解析し、『タカノハナサナギタケ糖タンパク』と命名しました。免疫力を上げるということは、がん細胞を掃除する掃除機をパワーアップさせるようなものです。これは、共同研究者である高野文英教授が文科省から独創的かつ先駆的な研究と評価され、助成を受けて導き出したデータです。

 これからの実験を待っている種類も多数ありますから、その中から新たなスター種が現れるかもしれません。冬虫夏草の薬用資源としての可能性がますます広がっています。

 

友人のがんが自然消失

 さて、量産化が成功してハチタケ(CY4)に強い抗腫瘍性が確認された1977年に戻ります。その噂を耳にした友人の奥さんが『実験中の冬虫夏草を夫に飲ませていただけませんか』とやってきました。

 『夫には真実を話してませんが、肝臓や腸にも転移している末期の胃がんです。余命数か月だそうです。手術で開腹してみると手の施しようがなく、そのまま閉じるところを立ち会った看護婦である姪の願いで、胃だけを摘出しました。抗がん剤治療も放射線治療も受けていません』

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 当時は、患者さんにがんの告知をすることはほとんどありませんでした。がんイコール不治の病という時代でしたから、気落ちさせないように配慮し、家族だけが真実を知っているというケースばかりでした。

 その方は、富樫美春さん当時58歳。太平洋戦争では、アジア各地の激戦地を巡って復員された方です。美春さんのように戦地で生と死のはざまをくぐりぬけてきた人にさえ病名を隠し通さなくてはならないほど、がんのイメージは特別だったのです。

 美晴さんはすぐに退院することになり、奥さんにすすめられるまま、毎日飲み続けました。そして3か月後、病院で検査してみるとがんの病巣が消失していたのです。 そのような奇跡がいくつか続き、その噂を聞いた家族が訪ねてくるという連鎖が続きました。

日本冬虫夏草が多くのがん患者さんのもとに

 矢萩禮美子が研究した日本冬虫夏草は、1990年代に入るとマスメディアでも紹介され、多くのがん患者さんが飲めるまでになっていきました。現在も飲まれている方の99%はがん患者さんとなっております。→詳しくはこちら

中国が逆輸入

 中国では、長い歴史の中で、冬虫夏草を『免疫力強化、また、がん患者さんに使用するもの』という概念はありませんでした。矢萩禮美子が積み上げてきた実験データが中国でも知れ渡るようになり、日本冬虫夏草を飲まれる中国人も増えてきました。『中国の皆様のお役に立ち、恩返しが出来るとしたらこんな嬉しいことはありません』と矢萩禮美子は語っています。