日本冬虫夏草の研究 N.M.I.自然薬食微生物研究所

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胃ガン  

岩手県 大山タキ子さん(当時84歳・仮名)の場合
竹下君子さん(62歳・仮名)の場合
胃ガン
胃ポリープ/宮城県 65歳の女性の場合
胃ガン


岩手県 大山タキ子さん(当時84歳・仮名)の場合

 岩手県平泉町に住む大山タキ子さんは、1993年8月、町の検診で胃にポリープが見つかりました。再検査してみると実は胃ガンであり、84歳という高齢では手術は無理。抗ガン剤もやらないほうが良い、自宅療養にしましょうと言われたそうです。当時のお話を息子さんから伺いました。

 「私は本当の病名を伝えることができませんでした。というのも母の兄弟4人がいずれも胃ガンで亡くなっていたからです。告知は本人にとって絶望的な話になります。ただ、兄弟と同じ治療をやったところで母も同じ道をたどるのではないかという思いがありました。医師から見放されたこともあり、全く新しい療法を試してみようと思いました。助けたい一心であちこち探しているうち手にした週刊誌に、日本冬虫夏草の記事を見つけました。そして早速試すことになったのです。

 身内にガンの人がいる場合、自分も遺伝しているのではないかと気になります。それまでガン細胞をきれいに掃除できていたはずが、行き届かなくなる年齢、つまり免疫装置が弱ってくる時期が巡ってくるのかもしれません。身内の話を参考にしながら、予想される発症年齢のせめて2年前から気を付けなければと思います。

 たとえば免疫を上げる食事療法や、よく眠ることを心掛ける。そのためには心配事は作れないし、寝ないで働くような生活も避ける。余裕のある暮らしに整えておかなくてはなりません。なかなか難しいことですけどね。免疫を上げてくれる決定的なものが側にあれば心強いです。


 日本冬虫夏草を飲み始めたのは8月22日からです。1ヶ月余りを経て、10月3日には孫の結婚式に普通に出席しました。そして10月7日には、検査のために病院に行きました。

 すると、主治医は胃カメラで胃壁を眺めながら言ったのです。『変だ、おかしい。確かにここにあったはずだ。影も形もない』病院の治療は一切無いのにわずか1ヶ月半の間に患部が消失していたのです」

朝日ウィル(北燈社)1997年2月4日号より

 

【経   緯】
1993年8月 
胃ガンと分かり高齢のため治療できず、
医師から見放される。
8月22日 
日本冬虫夏草を飲み始める。
10月3日 
孫の結婚式に出席。
10月7日 
胃カメラで検査、患部消失。


「母はガンが消失してから11年目、今年で94歳になりました。町の長寿のトップ5に入ります。腰は曲がりましたが、身の回りのことはだいたい自分でやっています。あれから再発もなく食事もしっかりとっています。

 5年程前に『実はあの時胃ガンだったんだよ』と本人に告げました。すると母は『あらそう』と言っただけで全く驚くことはありませんでした。今はもうそのことを忘れているのではと思います(笑)。100歳目指してこれからも元気でいて欲しいですね」

2003年10月4日息子さんの訪問より

 「変わらず元気にしています。今年で99歳になります」

2008年5月21日息子さんのお電話より

 

竹下君子さん(仮名・62歳)の場合

 我が国に生息する日本冬虫夏草の種類は300余り。真夏に採集の最盛期がやってきます。2002年8月2日。フトクビタケという種類を求めて朝日連峰に入りました。フトクビタケは「抗ウィルスタンパク」というヒトにはない自然免疫が備わった昆虫を養分にして育ちます。この珍しい種を発見するのは、大きな山で針を拾うに等しく、採集のポイントである谷に下ろうとした時、このところの大雨でがけ崩れが起きて、すっかり道が消えていました。

 仕方なく迂回することになり、場所を選んで草木をロープ代わりに、そろりそろりと降りていきました。ようやく谷底という時、最後に握ったブナの小木に目をやると、その枝に目的のフトクビタケがピタリとくっついてるではないですか。このような運命的な出会いは、これまで幾度かありました。原生林の深山の中にあって、そこだけは光の差し込む明るい空間となってヒンヤリと澄んだ風が吹き抜け、3ミリ程のその小さなキノコは、ただひっそりと暮らしていたんでしょう。それを思うと手を合わせずにはいられません。

 2002年同日、胃ガンの疑い有りとされた竹下君子さん(仮名・62歳)は、精密検査の報告を待っていました。

 「結果が出る前に、いたたまれなくなって矢萩さんに電話をしたんです。そしたら採集に成功した話をしてくれて、途端に心強くなりました。結果 は胃ガンの中でも最もタチの悪いスキルガン。ガン細胞が粘膜下層を越えて胃の外側まで速いスピードで浸潤していく病気です。日本冬虫夏草のことは以前から知っていました。主人がこれまで3年間飲み続けていましたからね。主人は、肉体的にも精神的にもかなり過酷な職業についていて、年齢的なこともありますし、体のことを思って始めたようです。そしてこの3年間は、本当に病気らしい病気は何一つせず元気でやってこれました。でも私は1滴も飲むことはなかったのです。病名を告げられると、もはや恐怖感は消えて、開き直って、手術は1ヵ月後だから、それまで自分のできることをやろうという気持ちになっていました。

 この数ヵ月というもの、主人に今までにはないほど大きな仕事が入って、私も気苦労の多い毎日を送っていました。7月の末。食欲はあって食事もおいしいんだけど、なんとなく痩せてきて、夏痩せにしてはおかしいなと思って検査したのです。痛みは全くありませんでした。8月2日から日本冬虫夏草は毎日700cc〜1050CC飲みました。相変わらず痛みは全くなく、食事もおいしいまま、9月2日。手術の日を迎えました。全摘した胃は、家族が確かめた上で詳細に検査しました。噴門に近いところにシコリがあって、胃を輪切りにして細胞検査をしていくと、ガン細胞の自然死とみられるところが見つかったそうです。そして胃の外側への転移は無かったのです。術後、抗ガン剤治療を2クール受けました。それ以外の治療は一切やってません。白血球が減り、戻るまで2週間かかりました。

 先生は、抗ガン剤で一旦ガンをたたいても、いずれ再発や転移は避けられないことに苦悩なさっていたようでした。私の飲んでいる日本冬虫夏草には好意的で、どんどん飲んでくださいと言ってました。日本冬虫夏草はいつも抵抗なくスッと体に入っていく感じで、水のように飲めました。娘は私のために病気や治療法についてずいぶんと勉強したようです。専門用語で先生と会話してたぐらいでしたから。病院側に余計な緊張をさせてしまったかもしれません。でも娘の真剣な思いは伝わったようでした。

 12月現在、血液は正常、腫瘍マーカーも正常値を維持しています。お米はお粥ではなく普通 に炊いて、時間をかけて食べています。日本冬虫夏草も続けています」

 同年12月21日、朝食時に竹下さん宅を訪ねると、彼女は納豆かけご飯をおいしそうに頬張っていました。本当に胃を失った人?「これから東京に出張なの」とニコニコと嬉しそうに話すのを聞いて、大丈夫?と心配したほどです。

 自然治癒力の弱まった人が森の力を借りてよみがえる。古代から延々と受け継がれてきた方法です。薬害事件のニュースにいとまがない昨今において原点に立ち返り、森が受け入れてくれる限り、今年もヒントをもらいに出かけていきたいと思います。

朝日ウィル(北燈社)2002年1月21日号より

 

「手術から再発もなく元気に1年3ヶ月が経過しました。この度の血液検査でも数値はすべて正常値。手術の前から飲み始めた日本冬虫夏草は休むことなく現在も続けています」 お顔の血色もとても良く、お元気な姿を拝見しました。2003年12月4日


胃ガン

ガン細胞が全く消失してしまったという事例が、また今月ありました。  

 60代後半の胃癌の男性でした。手術の準備も整えましたが、内視鏡検査をしたところ、見事胃癌ステージWはきれいに治っていたのです。精密検査でも全く消失していて、ご本人は顔色も良くなっていました。 ※胃癌の原因 胃癌の原因としてはピロリ菌のほかに、ストレス、睡眠不足、タバコ、飲酒、遺伝的なものなどがありますが、職業病と考えられるものも多く挙げられます。

 この男性は長い間会社のトップとして仕事をしてきましたから、胃癌の原因になるような毎日を続けていたのです。手術前の45日間は諸々の整理で忙しく、日本冬虫夏草を熱心に飲むぐらいしかできなかったそうです。ようやくトップから降りて普通 の生活を始め、心理的にリラックスできたのも幸いだったと思われます。この方の場合もまたもやと思いましたが、胃癌の消失や手術後の再発防止などに日本冬虫夏草が大きく関与している事実は、今回の例に限らずこれまでたくさん経験しています。

 昨年9月29日、広島市で開催の日本癌学会で発表された「ピロリ菌の除菌で胃癌を大幅に抑制」した研究でも、ピロリ菌は胃癌発生の原因になっていることが証明されていました。特に注目したいのは、胃癌発生はピロリ菌繁殖が原因の一つではありますが、悪化させていくのは常々の生活の不摂生や発癌性のある物の飲食吸引を続けていたり、公害や農薬害など危険なものが大きく関与していました。しかし、自然界はよくしたもので、悪いものを分解するものも多く存在しているのです。

朝日ウィル(北燈社)2000年3月号より


胃ポリープ/宮城県 65歳の女性の場合


 先日、仙台市在住の65歳の女性から手紙が届きました。30年以上胃の中で消えなかったポリープが、今年になって突然消えたという内容でした。ポリープといえども1bくらいの大きさだと表面 はつるりとしていますが、大きくなるとざらざらして複数に増えたり、さらに成長すると悪性に変わるのであなどれません。
幸い彼女のポリープは、そのままおとなしくしてくれていたようです。  
 67年、大学病院での検査で8mm大のポリープが見つかりました。85年のガン検診でも同様。98年に角田胃腸科内科クリニックで行った検査でも相変わらず8mm大のままでした。ところが今年の2月に同病院で行った検査では、跡形もなく消失していたのです。

 私の友人に、長年持っていた胃のポリープが悪性に変わり、抗ガン剤治療の末、苦しんで亡くなった女性がいます。生きていれば前出の女性と同じ65歳。二人の女性の明暗を分けたのは一体なんだったのか、考えずにはいられません。

 亡くなった友人は、忍耐強く、すべてをひとりで背負い込むような性格でした。新しい事業を始め、ローンで家を建てた後、腎臓病の夫の看病に入ります。その頃と悪性に変化した時期とが重なります。そして持ち前の気力と忍耐で抗ガン剤治療の副作用にも耐えました。2月に新潟市で開催された日本胃癌学会で「抗ガン剤が新たなガンを発生させる」(※読売新聞、毎日新聞記事)ことが今さらながら示されました。以前から指摘されていましたが医療の現場にはなかなか反映されてないのが現状です。  

 この度ポリープが消失した女性の手紙を許可を得たので紹介いたします。
「具合が悪い、調子が悪い、あちこち本当に毎日不調の日々が続いておりました。治るようにと祈りながら、日本冬虫夏草を一生懸命飲みました。1年間は少しずつ飲み続けたように思います。32年間も胃の中にあったポリープが1年4ヵ月で消えるとは日本冬虫夏草のお陰より他に考えられません。現在はすっきりで体調も良好です。これから加齢と共に体の変調も多々ある事と思います。その時はがんばらずに、日本冬虫夏草と共にゆっくり体を休めておいしい食べ物を感謝を込めていただき、心静かに過ごしたいと思います」。

朝日ウィル(北燈社)2000年4月4日号より

※読売新聞(2000.2.18)記事 術後の抗がん剤治療、2次がん誘発説

胃癌患者対象に追跡 大阪大講師調査

 胃がんの手術後に 抗がん剤治療を行うと、新たながん(二次がん)の発生率が高まることが、大阪大医学部の藤本二郎講師(外科)の調査で分かり、19日、新潟市で開催中の日本胃癌学会で発表される。がん治療の成績向上で、元のがんが治った後の新たながん発症が増えており、抗がん剤治療のあり方を巡り議論を呼びそうだ。

 阪大では、1975年から81年まで、比較的早期の胃がん患者159人を対象に、手術だけを行う場合と手術後に抗がん剤治療を行う2グループに無作為に分け、治療効果を比べる臨床試験を実施。5年後の患者の生存率は、それぞれ76%、74%と同等だった。

 さらに昨年まで18年以上、調査を続けたところ、白血病や肺がんなど二次がんの発生率は、手術だけの場合の6%に対し、抗がん剤治療を行った場合は16%と高かった。

 使用した抗がん剤は、胃がんの手術後によく使われるマイトマイシンCと、フッ化ピリミジン系と呼ばれる薬剤。このうちマイトマイシンCは、世界保険機構の下部組織、国債がん研究機関が「発がん性の可能性がある」としている。

 藤本講師は「抗がん剤の発がん性が示された。比較的早期の胃がんは、手術後に抗がん剤を使っても治療成績が良くならないのに、二次がんは増えるので、使用しない方がよいのではないか」と話している。

 また、大阪府立成人病センターなど7移設が、共同で計約570人に同様の試験を行い、8年間調査したところ、二次がん発生率は手術後に抗がん剤治療をした場合、手術だけの時の1.6倍だった。ただ統計上、意味のある差ではなかった。この結果も含めて、同学会で発表者たちが討論する。


※毎日新聞(2000.2.19)記事 病状別に素案公表、免疫化学療法にも疑問符

 ガイドラインは治療法のばらつきを減らし、全国どの病院でも高水準の医療を確保することが目的。標準的な治療かどうかを患者が判断できるようにし、医師と患者の相互理解を進める狙いもある。今後、患者向けに分かりやすく書き直したガイドラインも作る。

 案では、日本各地で実施中のさまざまな治療を「日常診療として推奨するべき治療法」と「効果の評価が確立していない治療法」に分類。実施中の治療法でも、「評価未確立」とさえ言えないほど効果があいまいなものは、いずれからも外れた。「日常診療」では、初期の小さながんには内視鏡手術、中程度の進行度なら胃の3分の2以上と周辺のリンパ節を切除する手術などが推薦されている。

 手術後の抗がん剤治療については、学会が実施した全国アンケートで、一般病院の77%が「原則として実施する」と回答。再発が心配だからとにかく使うとの考え方だが、案は「延命効果の証拠は乏しい」と指摘。効果の有無を調べる段階とし、「漠然とした投与を慎み、臨床試験として施行するのが望ましい」とした。

 薬で免疫力を向上させる「免疫化学療法」は、「延命に寄与したという報告もあるが、多数の否定的な報告がある」とし、有効性を認めなかった。

 目に見えない転移に対処するため、胃以外のがんのない臓器も切り取る「予防的拡大手術」は早期がんでは有効とは認められず、進行がんでは「評価未確立」とされた。

 


 最近は 癌についても、無理をして副作用で正常細胞をも痛めつけ、ガマンガマンで行う方法に対しての多くの疑問が少しずつ検討されはじめているようです。  

 2年ほど前にシリーズで紹介した姉崎トクエさん(当時92歳)は、今冬も豪雪の中の3世代の暖かな家庭で守られました。

 近頃は2〜3ヵ月に一度の割りで腹水を抜きましたが、痛みなどはなく、94歳と6ヵ月になりました。32回で紹介した内容は、平成8年の春に卵巣に悪性腫瘍が見つかり、自分でも触って分かるほどでしたが、高齢のため手術も化学療法も放射線でも治療できないので、日本冬虫夏草を飲んで休んでいた、というものでした。

 やがて腹水が溜まるようになり、9年の夏に1回、10年の夏にも1回抜きました。その後は間が近くなりましたが、それでも5年間に11回抜いただけでした。散歩をしたり、道端の山菜を採ったり、冬場は自分の綿入れ着物を縫っていたそうです。「いつかは死ぬ のだから、どこも痛くないし、枯れ木のように倒れたら良いよ」10人も子どもを産んだ94歳の人生の味の深い言葉です。この女性と一緒に写 真を撮りましたので、百聞は一見にしかずといいますが、元気な様をご覧ください。

朝日ウィル(北燈社)1997年4月4日号より


胃ガン


 94年に「世の中にこんなこともあるのか」と私も嘆いた電話を忘れられません。 長男と末の娘が同時に発癌したという母親からの電話でした。

 末の娘は当時32歳。子供を生んでいないとかで、多分独身だったろうと思いますが、胃を全摘したのです。そのときは肝臓もやられており、化学療法剤で苦しみ、飲むことも食べることも困難なうちに逝くなってしまったのです。

 長男は背髄にからみつくように癌があるため手術はできず、抗癌剤が使われました。しかし末妹が苦しみの末に死んでしまった結果 を見て、自分は抗癌剤はやらないことにしました。そしてワラにもすがる思いで日本冬虫夏草を飲みました。水筒に詰めて出先まで持参しても飲み続けたのです。

 96年に母親から次のようなハガキをいただきました。「実は息子は88年に発癌していて2年前から、つまり発癌2年目から日本冬虫夏草を飲み始めました。昨年夏には腫瘍マーカーAFPが4000もありました。それが96年7月の検査結果 は160になったのです。大学病院の先生も著効だと驚いております。息子は体調もよく生活しております。…」そのあと父親の大腸にポリープが見つかり(96年)、内視鏡で摘出しました。その2ヶ月後の検査では異常なしで、現在も元気です。

 99年12月に元気で働いていると電話があったとき、「大学病院から検査に来るようにと度々電話があるが、息子はどうしても行かないというのです。今年の5月にも、元気で働いているし食欲もあるから検査はしたくない」という電話でした。毎晩お酒を少したしなむのはよいのですが、タバコは今すぐやめてください、と言いました。発病から12年が過ぎ、彼は43才になっていました。科学者が口にすべきでない不思議なお話の一つです。

 

【あとがき】病気になったとき、本人や家族がかかえる不安と動揺ははかり知れません。できることなら静かな気持ちでより良い治療を選択し、原因をつきとめ、生活改善にも取り組んでほしい。そのためには、同じ病気になったヒトはどのような医療を受け、どのような経緯を辿るのかをよく知ることが前提となるはずです。そのような思いから、自らの経験が役立つのならと貴重な情報を寄せてくださった方々です。特定の治療を否定したり、特定の商品について推奨するものではございません。

 

 

 

 

ガンについて
胃ガン(スキルス胃ガン含む)

胃ガン(胃癌)は日本人にもっとも多く発症するガンであり、40歳代頃から増え始める傾向があります。 以前は胃ガンの死亡率もトップだったのですが、最近は徐々に死亡率が低下してきており、1998年には肺ガンが死因のトップになりました。

胃ガン(胃癌)の死亡率の低下には、なんといっても健康診断での早期発見が大きく貢献しています。

早期胃ガン(胃癌)であれば90%以上が治る可能性があります。ただし、スキルス胃ガンというタイプの胃ガンは胃の表面にでるのではなく、 胃壁の中を拡がって進行するタイプの胃ガンであり、発見しにくく、また進行も早いため早期発見が難しいとされています。

【胃ガン(胃癌)の原因】

胃ガン(胃癌)は粘膜内の分泌細胞や分泌液の導管部分の細胞から発生します。

細胞の核の中にある遺伝子(DNA)が傷つくと、ガンが発生するということがわかってきました。すなわち遺伝子を傷つける可能性のある物質が胃ガンの原因になると考えられます。

胃炎など炎症が起こると胃の粘膜が腸上皮化生と呼ばれる粘膜に置き換わりますが、この粘膜はガン化しやすいと言われています。慢性的な胃炎を起こすすべての要因が胃ガンの原因であるといえます。

<塩分過多><タバコ>などは危険因子です。一方でビタミンCやカロチンを豊富に含む野菜や果物を取る方には胃ガン(胃癌)が少ないことがわかっています。また、ヘリコバクター・ピロリと呼ばれる細菌が胃ガンの原因のひとつになっていることも最近わかりました。

日本人はみそやしょうゆなどを好んで食べる習慣があるため塩分を多く取る傾向があります。塩分の多い食事を取り続けると胃の粘膜に炎症が起こりやすくなるため細胞の遺伝子が傷つきやすくなるため胃ガンになりやすくなると考えられます。

塩分の摂取量が多い地域(東北地方や日本海に面した地域)では胃ガン(胃癌)の発症率も高いことが分かっていますので塩分は控えめにしましょう。他に焼肉や焼き魚のおこげ、野菜や漬物、飲料水に含まれる亜硝酸もリスクを高める要因となります。

胃ガン(胃癌)の原因の一つといわれているヘリコバクター・ピロリ菌は50歳代以上の日本人では8割以上が保菌しているといわれています。ピロリ菌によって慢性の胃炎や胃潰瘍が起こるため徐々に胃の粘膜が萎縮して慢性萎縮性胃炎と呼ばれる状態になり、さらに症状が進むと胃が腸上皮化生という腸の粘膜に似た状態になり、胃ガンを起こす下地になると考えられています。

胃ガン(胃癌)発生の原因は遺伝的な要素も考えられます。傷ついた遺伝子を修復する力が弱い家系があり、その場合は多数の胃ガン、大腸ガンなどが発生する場合があります。ご家族・ご親戚に胃ガンが多い場合には高危険群であると考えられます。

食事や嗜好が似ているために胃ガンになりやすいということもありますので、先天性の遺伝ではなく後天的な場合もあります。

家族の多くが胃ガンになるという場合には遺伝的な要素もありますが、塩分の多い同じような食事を好むことが原因となっていることが多いようです。

食事や嗜好品については心がけにより改善することができますので、既に胃ガンと診断されている方、胃ガンが疑われる方、心配な方は早急に対処することをお勧めします。

【胃ガン(胃癌)の症状】

早期胃ガンの場合には特徴的な症状はほとんどありません。

健康診断やガン検診の普及により自覚症状が無いうちに胃ガンを発見できるケースも増えています。

胃ガンの多くは胃潰瘍ができるため「胸焼け」や「胃がむかむかする」といった症状を訴える人もいます。 他に「消化不良」「膨満感」「食欲不振」などが起こることもあります。また、出血(吐血したり血便がでたり)することもあります。

進行した胃ガンでは痛みや出血が現れます。また「食べ物が喉を通りにくい」、「体重減少」、 「貧血」などの症状が出てくることが多いので異常に気が付いたときには医療機関を受診することをお勧めいたします。

 

 

 

 


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